外交的でない人に、大きな仕事は任せられない。(マレーシア新卒ブログ67)


はい。


外資系で仕事ができる人の要素その①


『外交的で、誰にでも平等に接する人』


について掘り下げていきます。


この要素は、正直どの企業でも当てはまるんですけど、外資系の場合(特に僕の会社の場合)はこのファクターが日本の企業での話よりも大きな意味を持つと思います。



まず、なぜ外資系で外交的でないと仕事ができないか。
(ここでいう仕事ができるというのは、個人のプレーヤーとしての仕事よりも出世していく=管理職の立場に立つという意味合いが強いです。)



正直日本の場合であれば、外交的でない人でも仕事ができて背中でひっぱていくタイプのリーダーも一定数いると思います。


でもそれは、同じ言語、同じ文化、同じ慣習の中に生まれた人達だからこそ、そして多くを語らないことを美徳とし、1を言ったら10をしれの日本だからこそ起こりうることかと思うんです。


外資系では社員の中のありとあらゆるバックグラウンドが異なります。
(前回のブログでも言いましたが、僕の部署だけでもマレー人、中国人、韓国人、日本人が一緒に仕事をし、30人程度の職場でいつも4カ国語がばんばん飛び交っています。)


そんなありとあらゆるバックグラウンドの人達に対して、姿勢や行動だけで推し量れというのは土台無理な話です。



その違いを埋めていく唯一のツールはやっぱり『会話』です。


日本人同士の場合だって、多くの場合本音をぶつかり合わせないと相手の思っていることはわかりません。 
それなのに、言葉のコミュニケーション無くして、他の国の人達と意思疎通を図り、ましてやまとめていくことなど不可能に等しいです。



多くの場合、外資系では自分の母国語でない、共通言語を使ってコミュニケーションを図ります。
そして多くの場合、母国語以外の言葉で話すことは、どれだけ達者な人でも疲れます。
(日本人留学生が日本人同士で固まる理由、今ならよくわかります。)



ただでさえ疲れてしまうコミュニケーションを、普段から嫌がる人。(同じ言語の人同士の時であっても)
そんな人がわざわざ疲れる他国の人とのコミュニケーションをやりたがるはずはないわけです。


そしてそんな人達が深い意味での他人との相互理解ができるはずも、チームを一つにすることもできるはずがないんです。
(僕の会社は個人としてマネージャーより優秀だけど、絶対にリーダーにはなれない、向かないなと思う人がたくさんいます。)



そして後半部分の『誰に対しても平等に』の大切さはかなり上の内容と被ります。


そりゃ同じ国の人と話してるのが楽だし、会話もしやすい、信頼できる。
でもそれだけの理由で、人を差別したり国が違うだけで批判したりする人(これだから◎◎人はみたいなのは絶対アウト)は、100%信頼されません。


そんな人に仕事を任せたくもないし、絶対にリーダーになってほしくなんかない。
きっと誰しもそう思うはずです。


事実、個人として仕事ができる人<チームをまとめられる人


が上の立場に立つ傾向が強いなと思います。


そんな上の立場に立つ人は、違いがあって当たり前のメンバーに対等に分け隔てなく接することができる人、接しようと心掛けている人。
そんな人は国境を越えて誰からも慕われ、尊敬されています。


結果として情報が集まり、信頼関係が築け、リーダーとしてもう一つ上の仕事を任せらるそう思うのです。



はい。長くなったうえに相変わらずの偏った意見かもしれませんが、少なくとも僕の職場ではこの条件は事実のように感じています・


それではまた明日!!




ps 今日は前回のマカオに懲りずに、マレーシアのカジノ「ゲンティンハイランド」にいって200リンギ負けてきました。
でも、それ以上にいい経験と、いろんなことを教えてもらったので次回まらリベンジしに行ってきます!!!

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